漫画で知る!machiminとboatの日常
「ないなら創る。」「ほしいなら創る。」「あるもの活かす。」「みんなでやる。」。
こうしたことを大事にしている”machiminにある縁側の活動”では、どんなことが起きているのでしょう?その一部をご紹介します。(漫画制作:はしもとあや)
第1話:「ないなら創る。」「あるもの活かす。」「みんなでやる。」
読めばわかること
・参加事業(machimin)、早期発見+予防(のためのネットワーキング)
・ないなら創る、あるもの活かす(物・場所)、みんなでやるとはどういうことか
「プレーパークがやりたい」とmachiminが運営する公園イベントに来た沼井さん。試行錯誤しながら活動を重ねる中で、プレーパークは沼井さん自身が本当にやりたかったことであり、沼井さんと学校に行っていない息子さんそれぞれにとっての居場所にもなっていると感じ始めます。また「もっと自分の考えや感性を大事にしたい、子どものために活動したい」というmachiminの方針とは異なる自分の意見を、はっきりと認識するようになります。譲れない意思と悩みを開示し、沼井さんとプレーパークはmachiminの活動から卒業して活動することに。沼井さんはまちで活動するリーダーとして成長し、プレーパークも卒業コミュニティとしてmachiminとネットワークがつながり、お互いのコミュニティに来た人を、その人にとってより適している方につなぐ関係となります。活動の中で沼井さん本人が自身に必要なつながりを獲得し居場所を認識するステップや、他の人にとっても居場所となるコミュニティをつくりmachiminとネットワークをつなぐことは、「予防機能」と言えるかもしれません。
第2話:「ないなら創る。」「あるもの活かす。」「みんなでやる。」
読めばわかること
・参加(boat)
・ないなら創る(物・場所・経験)、あるもの活かす(経験)、みんなでやるとはどういうことか
「できることがほしい」とmachiminの縁側に来た尾田さん。困惑しながらもmachiminで販売するみりんクッキーを作る中で、少しずつ自信がつき、「やったらできるようになる」と実感します。さらに人柄を見込まれて子育て支援センターで働く誘いを受け、自分にすでにあるものを活かして仕事をすることに。その後「保育士をやりたい」という自分の思いを認識し、勉強して試験を受けるという行動を 起こし、人と比較せず自分のペースで人生の歩みを進めていきます。「できることが何もない」と考えていた尾田さんが「今できることを活かしてまずはやってみる」 という活動は、「参加機能」の1つにもなっていました。
第3話:「ほしいなら創る。」「あるもの活かす。」
読めばわかること
・参加(boat)
・ほしいなら創る、あるもの活かす(物・場所・経験)とはどういうことか
病気治療の結果、声が出なくなった間宮さん。リハビリを兼ねて布草履を作る習慣があり、machiminの店前で販売しているハギレをたまたま見つけて購入しました。障がい者としてではなく、1人の人として対等なコミュニケーションを取るmachiminでの活動に参加したことで、「自分が居たいからmachiminに続いてほしい」という思いが生まれ、そのための行動を起こすに至ります。間宮さんの活動は「参加機能」の1つにもなっていました。
第4話:「ほしいなら創る。」「みんなでやる。」
読めばわかること
・早期発見+予防(アウトリーチの想像)
・ほしいなら創る、みんなでやる とはどういうことか
「娘が電車が好きだから」という理由で、平日に定期的にmachiminの縁側に来るパパさんと小さな娘さん。machiminのスタッフはなんとなく感じる違和感をお互いに共有した上で、親子と普段通りコミュニケーションをとります。パパさんが雑 談の中で抱えている事情を開示し、それを聞いたスタッフが総がかりで、さまざま な行き場所やつながり(地域コミュニティ)の提案とネットワーキングを行います。パパさんの事情開示とそれに伴うスタッフの動きは、「早期発見機能」になり得ます。スタッフがお隣さん感覚でできるささやかなサポートをしていく様子は、まさに地域支援員のようでもあり、予防につながることもあれば、時にアウトリーチになることもある可能性も想像できます。
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