北島 紳也

ある日ふらっと「平日都内勤務でまだ小さい子がいるし、一緒に過ごす時間を大切にしたいのでそこを侵食しない範囲で地域にかかわってみたい。ここで何かできることがあれば~♪」と自転車で来てくれたのが初回。

最初はご自身も何をやればいいのか思い浮かばず「定休日に来て花の水やりでも」という、思わず「いやいやいや!」と声の出る提案などもくださった。しかし、いろいろ話す中で「会社で何が求められどんなキャリアを今後積んでいくのかが見えてしまう、もっといろんな働き方や生き方を知りたい」と言っていた。

地域コミュニティには30〜40代の男性、特に都内勤務のパパさんは非常に少ないのが現状。「これだったら関われる」「こんな関わりがある」という道筋を一緒に見つけてほしいとお願いし1年。謙虚すぎて自覚があるのかはわからないが、彼が蓄積してきたものが大きいことは、ここ最近男性スタッフが急激に増えたことを見ればわかる。

たぶんキレるといった類のことは人生になかったであろうなと想像できる存在。子煩悩、もち肌。